韓人の人種関連発言に刺激された現地黒人社会が黒人人権団体などの後援の下、韓人会社不買運動など集団行動に出るなか、警察当局も暴力事態が発生する可能性に備え状況を鋭意注視している。
今回の事態は先月9日、ダラス南部黒人密集居住地域でガソリンスタンドを経営する韓人事業主パク某氏と黒人牧師のジェフリー・ムハマド氏のささいな言い争いが発端になった。
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28日(現地時間)現地報道機関と韓人社会によればパク氏の会社のガソリン価格が近隣のガソリンスタンドより高く、10ドル以下の決済時に直払いカードを使えない状況に抗議するムハマド氏にパク氏が「他のところ行け」と言い返して言い争いが始まった。
腹を立てたムハマド氏が「お前もお前の国に行け」とやり返すとすぐにパク氏は「それじゃ、お前はアフリカに行け」と言ったという。
これにムハマド氏は黒人住民たちを糾合してガソリンスタンドの前に集まり「Don't shop」(ここで物買わないで下さい)と書かれたプラカードを持って抗議デモを行い営業を邪魔した。
住民たちはガソリンスタンド内のコンビニエンス・ストアーに入るお客たちにパク氏が「N者(黒ん坊)等、人種侮辱発言をした」「(黒人)女性たちのカバンを探って殴った」「物を盗んだといって人を捕まえた」と書いたビラも配った。
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結局パク氏の申告を受けた警察が強制解散にのり出し、この過程でデモ隊の一部がケガをするとすぐに住民たちは市庁に集まって強力に抗議するなど騒然とした。
デモ隊はまた、地域報道機関に人種差別にあったことを報道するよう要請する一方、米国で最も影響力ある人権団体の一つである全米黒人地位向上協会(NAACP)と黒人系イスラム団体の「ネーション・オブ・イスラム(NOI)」に事件を申告して対応措置を要求したことが確認された。
彼らは動画共有サイトのユーチューブに韓人会社の主人が黒人を差別して侮辱する姿が撮られた映像を上げている。
最近では「貪欲な韓国人はもちろん、すべてのアジア出身移民者は米国を出て行け」とアジアン追放運動も展開している。
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黒人住民たちの間で反韓感情が深刻化し、ダラス警察はマーチン・ルーサー・キング牧師誕生記念日の去る16日、祝賀パレードに参加した黒人がパク氏のガソリンスタンドを通り過ぎる過程で暴力事態が発生することに備えて暴動鎮圧に動員される警察兵力を配置したと伝えられた。
事態が深刻化するとすぐにアメリカ同胞社会の指導層がNAACPなど有力黒人団体を相手に対話を通して反発宥和の摸索に乗り出した。米国同胞社会を代表するアメリカ韓人会総聨合会ユ・ジンチョル会長はこの日、NAACP指導級要人と接触して事態の円満な解決のために努力することに意見を集約した。
ユ会長は聯合ニュースとの通話で「今回の懸案は個人対個人の問題で人種問題にしてはならないと話した」と伝えられ、近い将来、黒人指導層と会う計画だと明らかにした。
ダラスを担当するヒューストン総領事館関係者は「ささいな問題が大きな問題に飛び火しないよう努力している」と話した。
しかし、ダラス黒人社会の反韓感情が危険水位に達したうえガソリンスタンド不買運動が反アジア感情に広がった状況で事態は容易に解消するかは未知数だ。
キム・ジェヒョン特派員
ソース:聯合ニュース(韓国語) 米ダラス黒人反韓感情激化、暴力事態憂慮
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